(133) 紙様の湯滴

「紙様」と「湯滴」て……湯桶読みか?

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 (106)の焼き直し。
 部屋の掃除をしてたら、この回文を書いた紙切れが発掘されました。作ったこと全然覚えてなかったんですが、なんだか悪くない回文に思われる。読みの強制が2重にかかってる感じが。


 全然関係ないけど、「反比例」って言葉が前から気になってます。この連濁はなんだか凄くないですか。漢語はふつう連濁を起こさないけど、日常化した語では起こす(運送会社、高野豆腐、牡丹灯篭、……)とか言いますが、「比例」が日常的なのかというとそれは結構謎。あと、適当に複合語をでっちあげて「全比例」とか「面比例」とか考えてみても、「ぜんぴれい」「めんぴれい」とはあんまり読む気がしない。「反比例」すごいなあ。
 と思っていたんだけど、実は「反比例」は「反・比例」ではなくて「反比・例」なのかもしれないです。どうなんだろう。これだったら、「反比」を「はんぴ」と読むのには抵抗がないなあ。でもこの場合「例」ってどういう意味なの。
 「単比例(たんぴれい)」って言葉があるらしいですね。「複比例」の対義語らしい。複比例って言葉も知りませんでしたが。これも「単比・例」かなあ。
 ときどき、「一変数関数」を「いっぺんすうかんすう」って読む人がいますが、これもなんだか面白い。月と六変数。とか。