(71) と、トマト?


トマトに見立てれず、ややズレてたミニトマト
 [とまとにみたてれず ややずれてたみにとまと]

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スタッフ:
 回文 tsukene
 企画 kawahar
 美術 kawahar・tsukene

……分かりにくいか。回文を考えたのは私で、上のように絵をつけてここで発表することを企画したのはkawahar氏です。あと、絵の原案はkawahar氏で、それに手を入れたのが私です。


 「トマトに見立てたミニトマト」は、「ミニトマト」から作り始めた回文だと思われるかもしれませんが、実は「見立てた」から作り出したのです。「ミニトマト」から回文を作ってみようという発想は、自分には出てこなそうです。というのは、「トマト」が回文言葉として平凡すぎるため、「ミニトマト」が盲点になっているからです。さらに、「ミニトマト」で回文を作ろうと思い至ったとしても、「トマトに見立てたミニトマト」はそこから見てもやっぱり盲点です。というのは、「トマト」に気をとられるために、「……ミニトマトにみ……」という型で回文を作り出してしまいそうだからです。
  長靴、ミニトマトに貢ぐがな。
とか。……ダメ回文すぎる。まあとにかく、「ミニトマト」を起点として「トマトに見立てたミニトマト」に至るのは、2つの盲点を乗り越える必要があって難しそうです。「見立てた」からこれに辿り着いたのは、自分の実力では必然といえるでしょう。
 ここから得た教訓:

  • 思いがけないところから凄い回文が湧いて出るやもしれないから、量をこなすことは大事だよ。
  • 回文作成上の盲点に意識を向けるよう努力すべし。

 いつの日か、ミニトマトを手中に収めたいものであります。