(17) 俺の九九を聞け

「2の段読んだのな?」 「なぜ? 7の段読んだのに…」

 [にのだんよんだのな なぜ ななのだんよんだのに]

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難しい7の段を簡単な2の段と間違えられては、それはもう哀しいわけです。

ところで、「7の段」は、「しちのだん」と読むのがよいのかもしれません。「しちいちがしち、しちにじゅうし、…」だし。そこで、上の回文を「しちのだん」と読むように改作してみる。

 「2の段読んだ後、7の段読んだの?」
 「5の段読んだ後、7の段読んだのに…」

…だんだんイカサマくさくなりますな。