(16) いささか安い

「トンカツいくら? 何円?」 「3円。」 「3円! なら食いつかんと!」

 [とんかついくらなんえんさんえんさんえんならくいつかんと]

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この回文を巡ってのkawahar氏(回文師)とのやりとり(抄)(無断掲載だが…):

kawahar氏:
えーと、もう一個増やせるんではないかと。
「トンカツいくら?何円?」
 「3円。」
  「3円?! 3円なら喰いつかんと!」

私:
あー、全くその通りです。増やすべきでした。

kawahar氏:
店の人もショウバイ人なら、まだ増えるかもね。
「トンカツいくら?何円?」
 「3円3円!」
  「3円?! 3円なら喰いつかんと!」

私:
確かに確かに。「3円。」とぶっきらぼうなのよりも、勢いつけたほうが、様子も頭に浮かんでいいかもですね。
今ちょっと考えてみた改案。
「トンカツいくら? 何円?」
 「3円3円!」
  「3円? 1000円?」
   「3円!」
    「3円?! 3円なら食いつかんと!」

ということで、最後のが完全版ということで。一応。回文の推敲の様子が分かって面白いのではないかと思ってちょっと引用してみました。

あと、改行したときに行間がやたら広くなってしまうのを解消する方法がついに分かりました。だいぶ自由に書けるようになりました。