(11) 著作権侵害
[むだんがんさく こんばんせいばいせん ばんこくさんがんだむ]
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回文っぽい文体というのがありますよね。回文体とでも言いましょうか。回文以外ではまず現れることのない、独特なリズムを持った文体。
回文体の特徴として、
- 体言止めが多い
- 終助詞(〜よ、〜さ、〜か、等等)が多用される
- 格助詞(が、の、を、に、等等)がしばしば脱落する
- 複数の文からなる場合、間に接続詞が入ることが稀
などがあります。敢えて列挙してみると、ちょっと楽しいですね。上から読んでも下から読んでも、という制約が、自動的にこういう日本語世界を作り出しているのが面白いです。一方で、回文でありながら回文体に縛られていない、自然な言い回しの回文というのもあって、私の好みは何となくそっちの方です。作るときは、知らず知らずそういう回文を目指してしまうんですけど、でも、今回のは明らかに回文体だよね、という話。